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人類が進化するとは意識が進化すること

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04 /09 2019

昨年の前半に3回に渡ってNHKスペシャルでテーマになっていた「人類誕生」
アドラー心理学でいう究極目標「所属」にも通ずるので、研修などで気に入って取り上げている番組だ。

2足歩行を始めたご先祖さまの誕生から、最も最近まで生き残っていたネアンデルタール人は滅びたのに、なぜホモ・サピエンスは繁栄できたのか?、どうやって日本までたどり着いたのか?などが高橋一生さんをナビゲーターに解説されている。

番組によると、現在の人類に至るまでに数回の意識、脳の進化があったことでご先祖さまは生き延びたのだろうと言われている。

春休み中に子ども達が「人類誕生」を見たい、というので改めてゆっくり見直してみて、これから私たち人類が生き延びるためには意識の進化が必要だと痛感した。



同じように組織の意識レベルの進化を取り上げたものとして超分厚いビジネス書としては異例のヒットを遂げている「ティール組織」がある。経営者には必読の書だと思う。



世の中を見渡すと問題がたくさんあるように感じられる。

世界の至るところに争いや差別、迫害、貧困などが存在している。

身近なところでは職場や家庭内の人間関係の問題には終わりがないように思える。

それぞれの問題にそれぞれ解決策が考えられているが、人類の誕生から現在までを俯瞰してみても、組織の意識レベルの進化を考察してみても、あらゆる問題を根本的に解決し、人類が「次のステージ」へと進むためには意識の進化が絶対的に必要だ。



それはありとあらゆるものを「善と悪」「いい悪い」「優劣」「正しい間違い」「ネガティブとポジティブ」と分ける自分自身の心に向き合っていくこと。

すべてを解釈なしにそのままに受け止めること。

身の回りのあらゆることに対して、これが正しい、これが間違っているとジャッジ、裁くあり方が争いを生むのだ。

そして他者を裁いているとき、実は同じポイントで自分自身のことも裁き、傷つけているのだ。



他者や自分、身の回りの出来事に対して裁くことをやめ、ありのままを受け止め、その上で自分に何ができるか、人類が生存していくためにはどうあればいいのか、と考え行動していくときに、進化の扉が開かれるのだと思う。


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改めて共同体感覚

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04 /03 2019

アドラー心理学の思想に「共同体感覚」があります。
共同体感覚をめぐっては様々に説明されていますが、ありのままの自分を受け入れながら、他者や社会と結びついている感覚という意味を込めて、私は本では「つながり感覚」と表現しました。

他者や社会とうまくつながりを作っていくためには、その前提としてありのままの自分を受け入れ、すなわち自己受容しながら自分自身とつながっていくということが大切だよな、と私自身の経験から感じていたのもあって本にこのように書いたのですが、なんとアドラー自身も論文の中にこんなことを書いているのです‼️

「人間に生得的である共同体感覚は攻撃性衝動へのもっとも重要な制御因子であると考えられるべきである。共同体感覚とは、個人が、人々、動物、植物、無生物などのあらゆる対象と関係を持つときの基礎になっているものであり、われわれが自分の生命と結合し、是認し、和解する力のことである。」1908年『攻撃性衝動について』

これ、スゴくないですか⁉️
もうだいぶ前になりますが、この一文を見つけたときは大興奮しました✨
共同体感覚とは、私たちが自分の生命と結合し、是認し、和解する力のことなんですよ✨
100年以上前にこんなことを言っていたアドラーってホントに素晴らしいです🍀

他者と、社会とつながるためにはまず私たちが自分自身とつながることが大切なんです。
そして、自分自身とつながるとは、自分の感情、感性、本音、心の声、魂の声とつながることだと思います。

私がカウンセリングや研修、勉強会でお伝えしていることはこういうことなのです。

アドラー、大好き💕


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あらゆる二元論を超えていく

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04 /02 2019


最近になってようやく自分について分かってきたことがある。

私はあらゆる二元論を超えていきたいんだ。



善悪、正否、正誤、優劣…。

生と死、病気と健康…。

目の前に起こる現実そのものにはいいも悪いもない。

ただひとつ言えることは起こってしまった現実は必然性があって起こったのだろう。

なぜなら現実に起こっているのだから。

目の前の現実に解釈を与え、いい、悪いと分けて考えるから人生が苦しくなるのだ。



もうずいぶんと前の話になるが、学術論文を書くことが生業だった時代があった。

○○をしたら死亡率が上がる

△△をしたら病気になる

研究⇒論文を書くときにはアウトカム(結果)に死亡率の上昇や有病率などが用いられることが多い。

けれど、私にはどうしても拭いきれない疑問があった。

「人間は誰しもいつか必ず死ぬのに、人間の死亡率は100%なのに、どうして死なないようにばかり考えなければならないのだろう?」

「どんなに努力をしていても病気になってしまうことはあるのに、どうして病気になることは不幸、というようなメッセージ性を与えるような研究が評価されるのだろう?」

「人間はいつか必ず死ぬのだから、今この瞬間をどう生きるかの方が重要なのではないの?」

「病気になることと幸不幸はまったく関係ないのではないの?」



もちろん病気になると不便なことはでてくるだろうし、身近な人の死は悲しくもあるだろう。

けれども、それらの体験を通して、気づくこと、学ぶこと、得ることも必ずあるはずなのだ。

自分の身に降りかかったことを「悪いこと」として排除する方向にエネルギーを向けるよりも、目の前の現実を受け入れて、そこから気づき、学ぶ生き方をしていきたいと感じたし、そういう生き方を伝えていくことをしたいと思った。

どうしてもこんなことが頭の中でモヤモヤして、そのモヤモヤは大きくなるばかりだったので私は生き方を変えた。



あらゆる出来事、事象をいい・悪い、正しい・間違っている、幸・不幸、勝ち・負け、優・劣…と果てしなく分けて考えることが人生の苦しみを生むのだ。

分ける思考が果てしなく問題をつくり出すのだ。

この瞬間はあるべくようにしてある。

人生が複雑なのではない、あなたが人生を複雑にしているのだ、人生は驚くほどシンプルなのだ。



あらゆる二元論を超えていきたい。

まずは自分の中に存在する「分かつ心」に気づき、出来事を判断せずにあるがままに観てゆくこと。

自分の中の分断を統合し、調和させていくこと。

その積み重ねが世界を調和させていくことにつながっていくのだ。


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ウエタニミレイ

☆   ☆   ☆

産業医/心理カウンセラー/

コミュニケーション・コンサルタント/

ヒューマンハピネス株式会社代表取締役

千葉大学医学部卒業

☆   ☆   ☆

著書
「ナースのためのアドラー流勇気づけ医療コミュニケーション: メンタルヘルスの専門家・ミレイ先生が人間関係の悩みを解決!」
2019年3月 メディカ出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4840468605/

「ミレイ先生のアドラー流“勇気づけ"保健指導: アドラー心理学で面談技法のスキルが身につく! 」
2017年6月 メディカ出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4840461775/